今回の注目カードは次の2枚。
Notorious Throng
3U
Tribal Sorcery Rogue
Prowl 5U
Put X 1/1 black Fairy Rogue creature tokens with flying into play, where X is the damage dealt to opponents this turn. If the prowl cost was paid , take an extra turn after this one.
Bitterblossom
1B
Tribal Enchantment - Faerie
At the beginning of your upkeep, lose 1 life and put a 1/1 black Faerie Rogue creature token with flying into play.
「Notorious Throng」は4マナのソーサリー。このターンに与えたダメージの数だけ1/1の飛行を持つ黒のフェアリー・ローグトークンを出す。徘徊コストを支払ってプレイすると追加ターンを得ることができるという強烈なオマケが付く。その強烈なボーナス故に徘徊コストが通常のコストより高く設定されている。徘徊コストを支払ってプレイすることができればかなりの確率で勝てるだろう。4マナというコストを考えるとトークン3体は欲しいところ。1月9日にプレビューされた「ヴェンデリオン三人衆」のアタックが通ってからプレイすれば3体出るのでまずまずか。
「Bitterblossom」は2マナのエンチャントだが、一旦設置してしまえば勝手に1/1の飛行を持つフェアリー・ローグトークンを生み出してくれる。1ターンに1体とスピードはゆるやかだが、相手が対処できなければダメージは加速度的に増えて行く。当然代償として毎ターン1ライフ失う訳だが、それ以上の速さで相手のライフを削るなり、他の手段でライフを得れば問題無い訳で、構築ならいくらでも方法はありそうだ。
この2枚を見ていると青黒でフェアリー・ローグデッキを組みたくなる。ライフの補充は考えなければいけないが、この2枚だけでもシナジーを形成するし、相手のデッキタイプによっては相手のライブラリーからソーサリーかインスタントをかっぱらう「Knowledge Exploitation」も非常に嫌らしい。また「ウーナの黒近衛」を筆頭に「蛙投げの旗騎士」や「運命支配のシャーマン」、あるいは「掛け鍵のフェアリー」のようなデッキのスロットを埋められそうなクリーチャーも豊富にある。「Notorious Throng」のタイプはローグなので「フェアリーの先触れ」や「ボガートの先触れ」では積むことはできないが、青黒なら「魔性の教示者」、「リリアナ・ヴェス」も使えるし、何よりドロースペルも豊富にある。
ただ、「神の怒り」は勿論、タフネスが低いので紅蓮地獄で場は壊滅してしまう。トークンだけならハリケーンや突風線もある。このようなスペルを使われるとライフロスが痛い。更には「質素な命令」のように汎用性が高い上にトークンもエンチャントも一掃できるアンチカードもある。このように対策カードも豊富だが、やはり追加ターンは魅力だ。またこれら対策カードへの回答として黒は手札破壊、青は打ち消し呪文も投入可能。既にトーナメントで良く見かけるフェアリーデッキがどう変化するのか(あるいは変化しないのか)は興味深い。
「Notorious Throng」を中心に考えると青緑も面白い組み合わせだ。緑なら象トークンやビーストトークンで3点のダメージが通るのは珍しくない。トークンを出すだけならダメージを与えるクリーチャーのタイプは何でも構わないので1回「Notorious Throng」をプレイすれば大量のトークンを生み出せるかも知れない。徘徊コストでプレイするためにはローグのダメージを通す必要があるが、緑には「カメレオンの巨像」がある。「Notorious Throng」のトークンのダメージでも良いのは言うまでもない。厭、徘徊コストでプレイしなくても「喚起」で拾って2度目をプレイしたところで投了なんてことも考えられる(そこまでやるとオーバーキルといわれそうだが)。「巨大化」1枚でトークンが3体増えるのも魅力。緑の場合、地上が膠着してしまいがちだが、トークンは飛行持ちなのでその場合も良い打開策になる。さすがに黒を足して3色にするのはやりすぎか。何色で組むにせよ、「Notorious Throng」はメタに影響を与えるカードになりそうだ。それでも私の一押しは「黒曜石の戦斧」デッキに変わりないけれど。

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