岡田氏について気になるのは、点を取る方策を持っていないように思えることだ。フランス大会では3試合で1ゴールのみ。もっともW杯では誰が監督でもそうそう点が取れるわけも無いのだが。マリノス時代は連覇を達成しているが、久保、マルキーニョス、アンジョンファンなど得点源は強力なFWかセットプレーに頼っていた印象が強い。チームとしてゴールを奪いに行くような戦術を持っているようには思えなかった。特に心配なのはリードされるとすぐにパワープレーに出ていたこと。フランス大会の最終予選でもリードされていたウズベキスタン戦で秋田を前線に上げていたし、マリノスを辞任する直前にはリードされるとすぐにマイクを投入してロングボールを放り込むことに終始して敗戦を積み重ねた。パワープレーが悪いとは言わないが、岡田氏の場合は縦に放り込むだけでセカンドボールを拾う方策もない。これでは相手を楽にするだけだ。無論、日本代表の場合はマリノスとは全く選手が違う訳で、岡田氏がどういうチーム作りをするのかはこれからの試合を見てみないと分からない。現実主義者であることは間違いないのでW杯の予選でコツコツ勝ち点を積み重ねるのには向いているかも知れない。唯一つだけ言えるのは、私が好きなタイプの監督では無い、ということである。
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