私の見る限り、最後のプレーでカナダの選手がペナルティに価するファウルをおかしたとは見えなかった。だからこそ箕内主将も天を仰いだのであろう。ところが、箕内主将の次に画面に映し出されたのはセンターの大西がゴールキックを狙おうとしている場面だった。時間を見ると先ほどから3分も経過している。試合が継続しているということはやはり何かカナダにペナルティがあったのだろう。そして、日本がゴールキックを狙おうとしているということは日本がトライを決めたということだ。何故かというと、7点負けている状況で入っても3点にしかならないペナルティゴールを狙っても意味が無いからである。ということはつまり、日本テレビは肝心要の日本のトライシーンをこともあろうにぶった切ってしまったのである。大西は非常に難しい角度のゴールを見事に決め、12-12の引き分けとなった。
ラグビーで一番面白いのはこの試合のように点差が7点以内で負けている方が必死に攻める場面である。特に、ペナルティなしにプレーが途切れれば即試合終了というロスタイムの攻防は、実にスリリングで見応えがある。その一番いい場面を日本テレビは3分もカットしてしまったのである。ありえない暴挙と言わざるを得ない。完全にラグビーファンを馬鹿にしている。
何故こんなことが起きてしまったのだろうか。それは日本テレビがラグビーという競技がどういうものか全く分かっていないのに放映権を獲得したからであろう。アナウンサーはラグビーのルールすらろくに分かっていなかったし、制作サイドもラグビーのロスタイムの取り方が分かっていなかった為に十分な放映時間を確保していなかったことが最大の原因であると思われる。突然3分飛んだことで分かるのはこの試合は録画中継であったということである。それも実際の試合の進行からおそらく何分か遅れで中継していたのだろう。そして試合のロスタイムが日本テレビの予想より長かったために試合が放映時間内に収まらなくなり、やむをえず最後の3分をカットしたのだと推測される。
つまり、日本テレビはラグビーの最高の大会であるW杯を中継するには、あまりにもラグビーについて無知だったのである。ラグビーのロスタイムの取り方を理解していれば、日本代表の試合を中継するのなら、最低でもあと20分は放送時間を確保していたのではないだろうか。ラグビーファンは日本テレビに完全になめられている。この中継を見て腹が立った人は抗議のメールを送ろう。電話してもいい。繰り返すが、本当にありえない失態である。一番かわいそうなのは懸命にプレーした選手たちだ。日本テレビは選手たちに土下座して詫びるべきだ。

FC2ブログランキングに参加しました。よろしければ一押しお願いします。
フィジィー戦のアナは「このコンバージョンが決まれば、3点追加となりまァーーーす!!!」と絶叫しながら、W杯ルールの紹介を行っていました。
さすが、これはまずいと思ったのか、解説者が訂正していましたが。。。。
同意見です。
全国のラガーメンとラグビーファン、そして偶然にでも中継をご覧になっていた方々に、謝罪をしなくちゃいけませんよ。
公式サイトで謝るばかりじゃなく、新聞広告や自社の番組で繰り返し、社長以下責任者たちに謝って欲しいです。
でも、そんなことしても、平のトライシーンカットという事実は、訂正できないのが、もどかしいです。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


