道楽者日記(自転車・マリサポ・MTG)
東京下町在住。自転車歴1年、愛車紹介やツーリングレポート。マリサポ歴14年、日本代表やマリノスの試合の辛口観戦記や雑感など。マジックザギャザリング暦8年、プレイレポートやデッキ紹介中心の日記です。
北京五輪 アジア最終予選 U-22日本代表-U22ベトナム代表
 試合結果 日本 1-0 ベトナム
 試合の評価 ベトナム相手に1点差は厳しい。北京は遥か彼方。
 審判 文句は言えない。


 見に行くか悩んだが、結局はテレビ観戦。終わってみれば見に行かなくて良かったと思う内容だった。試合の序盤から日本は当然のように攻め込むが、得点の可能性はあまり感じられなかった。攻撃は右サイドの水野頼み。その水野もナイキ社製のボールに慣れていないせいか、クロスの精度が低い。いつもの相手を翻弄するような動きはあまり見られず、最初から焦っているようかのように縦に急いでクロスを放り込んでいた。セットプレーのキックもまるで駄目。日本は高さで圧倒的に有利なのだが、その高さを生かすようなボールが入れられなかった。左サイドの本田圭は全く攻撃に絡めなかった。日本は4バックを採用していたが、以前から度々指摘しているように本田圭は本来サイドの選手ではない。3バックの左でもぎこちないのに左サイドバックでは持ち味は出せないのは明らかであろう。ベトナムレベルの相手にも良さが出ないのであれば本田圭を本来とは違うポジションで起用することにはデメリットしかない。まるで飼い殺しである。これだけ試合を重ねても左サイドで本田圭が輝いた試合は全くないが、反町監督にはそうは見えていないようだ。本田圭はトップ下もしくはボランチで起用するべきだと思う。

 前半目についたのはサイドに人をかけすぎて2トップの後ろにぽっかり穴があいてしまうこと。そのため、クロスのセカンドボールを拾えず、波状攻撃に結びつけられなかった。柏木がサイドに流れたり、前線へ飛び出していくのは悪くないと思うが、その場合は梶山がもう少し攻撃に絡まないと相手が守備に人数を割いている分、効果的な崩しには繋がらない。その意味で柏木、梶山、本田拓の位置関係はバランスを欠いていたと思う。

 平山の決定力不足は相変わらず。肝心の所でボールコントロールが決まらないし、シュートも枠に飛ばない。李も効果的なプレーが出来なかった。後半23分に水野のクロスに合わせてヘディングシュートを放った以外は、相手に脅威を与えた場面はなかった。もう少しチャンスに絡まないと厳しい。このチームは前線に人材が乏しいが、人材をいかす工夫も乏しい。平山のワントップにして家長や梅崎を前のポジションで起用した方が良いように思われる。逆に李を起用するなら菅沼を呼んで柏でのコンビネーションを生かすことも考えた方が良いと思う。正直、平山と李のツートップは互いを生かすような連携は全く無く、今後の可能性すら感じられなかった。

 前半ロスタイムに青山のヘディングシュートでなんとか先制したが、後半も点が入る気配はない。私は前半の不甲斐ない内容から、ハーフタイムに1人は交替があると思っていたが、反町監督は動かない。20分が無為に過ぎ、ようやく平山と李のヘディングシュートが飛ぶが、枠の外。攻撃の右サイド偏重はますますひどくなる。ようやく30分すぎに家長を投入するが、いかにも遅い。相手が日本の蒸し暑い夏に強いベトナムだったのは運も悪かったが、家長を入れた時には既に日本の運動量は落ちてしまっており、家長の独力ではいかんともしがたい状況だった。この後、岡崎を入れたが事態が好転する訳もない。交替枠を余らしたことについては意味が分からない。解任論が噴出するのは無理も無いだろう。ただ、後任がつとまる監督はいそうにない。報道されるようにU-20の吉田監督では正直心もとないし、すぐにチームを掌握できそうな監督はオシムくらいだが、引き受けるとは思えない。こう考えてくると絶望的な気持ちになってくる。

 次はアウェイのサウジアラビア戦だ。守勢に回ることも予想されるが西川の怪我は非常に痛かった。正直控えGKとの差は大きい。ベトナム戦でも山本の終了間際のFKに対する壁の作り方と守備位置は非常にまずかった。松井と林も似たり寄ったりのレベルで、安心してゴールを任せられる存在ではない。あきれたのは試合後の反町監督のコメント。「アウェイで必ず勝ち点3を取れるようにがんばりたい」などと本気で思っているのだろうか。相手をなめているとしか思えない。もしくはクビが危ないのでそう言わざるを得ないから言っているのか。

 どちらかといえば、後者が正解かも知れない。「初戦で非常に重圧があった」とも言っているが、実は一番重圧を感じていたのは監督自身ではないのか。消極的な選手交替にそれが現れているように思う。万一、監督が感じていた重圧が選手にも伝わってしまったのであれば、このチームはもう駄目だ。北京は遥か彼方に感じられる。

  

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